稲含月：味わうことの大切さ「森の茶屋・菅家亭」 | 音楽教室｜森の茶屋・菅家亭

ー音楽に包まれた「健光・観光・日光」ー

「自分を整える」自然体づくり
” リラクセーション（ relaxation ）” に伴う
〜大自然からの提案〜

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……… 人は物質的な恍惚を求めるあまりに我を忘れ、おそらく人は ” 感性 ” が衰えてきている ” 気づき ” もなく、意識を向けて活かすべき「正味」を自らに通うわすことを疎かにしてしまっているやもしれない。………

人間の身に染みて経験する玩味体験は生きている限り続くが、人の味わうことの意味は物質に応じて認識される物を飲み食すことだけに何も限られたことではない。
物事として表している（表されている）味わい深さ、示され或いは含み隠されている意味や内容などを認識してその意義や価値をよく理解する玩味の力。
味は出すだけのものではなく味は分かるためのものでもあり、自ら自分が味のある人間になるということは自ずと自分が味のわかる人間になるということでもあるのと共に味合うこと本来の感覚的能力（感受性）や心的能力（感性）をも高めることができる。
選好で拘ったり流行り（ブーム）に惑わされ味の辻褄合わせをするような徒労を避けて正真な味の旋律を自ら認識理解し自ずと享受（享楽）することの意味を本当に十分に估価し玩味して味を真に身につけるためにはもっとも苦行の経験（又は玩味体験）が必要であり、そうでなくても一つのものをよく玩味して味わうことの価値や重要性などが分かれば他のものへの自ら求める慾（味が分かり味がある人間へ）は次から次へと自ずから誘発されるものである。
味を教えるためには味を教えない術が必要なのである。

……… 味わうことに意識を向けて活かした「正味」をするだけの心の余裕があったなら、せめて感覚や感性を高めることを望んで期待するなら、おそらく人はその場から踵を返して「自分を整える」自然体により自分を生きる生き方に立ち帰って来るのではないだろうか。
自分らしさの感覚や感性を持ってこそ自分の楽しい面白いを自ら誇れる自分で生き抜けるという意識の擦り合わせによる気づきを得たほうが勝ちである（得をする）。………

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