思創考造 Cognigenesis thinking 第Ⅲ部:間 章「視座」

 

 
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Fire Breathing Perigraphic notation
Essay (extarnal websites)
 

 

 

 

 

Fresh Widow, 1920. Marcel Duchamp (1887 – 1968), République française. The Museum of Modern Art (MoMA) is an art museum located in Midtown Manhattan, New York City.

 

《Fresh Widow》──“開かれぬ窓”

•象徴性:
◦開くはずの窓が不透明なガラスで覆われている。
◦見ようとする視線と、遮蔽された“向こう側”。
◦つまり、見えなさによって生成される問い。
•響き合う」キーワード:
生成の余白、見ることの反転、不可視性、入口としての閉鎖。
”生成”の《Bicycle Wheel》と”視座”の《Fresh Widow》の挿絵図像二点は、デュシャンの作品中でも特に《生成=反転された知覚》の構造が鮮やかに現れており、『思創考造』という知的旅の終盤における最後の捩れとして、非常に相応しいもの。

ー視覚と思想の跳躍の連鎖ー
──「空間・時間・次元・知覚・象徴の探究」

強い比喩的意味と生成的象徴性を帯びる挿絵図像の配置は、視覚と思想の跳躍の連鎖、空間・時間・次元・知覚・象徴の探究が通奏低音のように通って、『思創考造』の章構成と呼応し、「図像と思想が共鳴して生起する場=“共観の場”*」を形成。
深く共鳴する挿絵の図像により、”思想と視覚の交差点”がいっそう鮮明になり、『思創考造』という「生成する思考体」が、図像の跳躍軸を得て「生成の余白」と共に呼吸し始める。

《M.デュシャン》

意味と物質の転位、芸術と思考の概念的跳躍。思考行為そのものへの問い。生成の「閾」。
画像:”大ガラス” ”自転車の車輪” ”窓” などのレディメイド作品。
•主題的共鳴:「知性」「概念」「転位」「跳躍」「不可視性」
•空間論的意義:見るという行為そのものをズラし、概念として再定義する。
•思想的重なり:「創造とは何か」「見るとは何か」「作品とは何か」=生成を概念化し、反転させる。
•象徴する問い:「意味は誰が作るのか?」「生成とは“意図”なのか、“ずれ”なのか?」。

 

 

 

 

本 編:『 思創考造 Cognigenesis PART-Ⅰ 』

序 章:「思考と創造の生成的連鎖」
第1部:「思考と創造の交差点」
第2部:「思創考造の力風」
間 章:「生成の招待状」
第3部:「実地サイクル」
間 章:「共観・生成・視座」
章 節:「生成具体場」
間 章:「生成への招待図」
第4部:「生成と構築」──生成の”新たな次元”
第5部:「生成世界と創造世界」──《最終章》

続 編:『 思創考造 Cognigenesis PART-Ⅱ 』

 

 

思創考造 Cognigenesis thinking 

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DESSIN ー ” デッサン生成思考/創造 ” ー CREARE

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本 編:思創考造 Cognigenesis thinking
間 章:「視座」

 

 

思創考造 Cognigenesis thinking:「共観」
思創考造 Cognigenesis thinking:「生成」
思創考造 Cognigenesis thinking:「視座」

 

 

思創考造 Cognigenesis thinking:「視座」

 

 

視座(Standpoint / Perspective)。

・・・・・ 単なる「立ち位置」ではなく、思考と創造が交差する“臨界角”。
見ることで“触れられ”、触れることで“ずらされる”可動性。
つまり、”共観”とともに「”視座”もまた、”生成”される」。・・・・・

 

「視座(Standpoint / Perspective)」を『思創考造 Cognigenesis thinking』における生成的文脈に即し、簡潔かつ”響き”を伴ったかたちで以下に要約します。

 

「視座」とは、何か──”生成”における「視」の”深み”であり、「”内扉”に引き込まれる」か、「”外扉”に連れ出される」か 、、、、、。

物理的な時間と空間の間隔ではなく、あるいは内在と外在の間(あわい)”ではなく、共観”と”生成”における微妙なニュアンスも含まれ、”思考と創造”において、この「視座」から、「跳躍点」「触地」「余白」へと動かされる。

「視座」とは、見るための場所ではなく、”生成”に触れるために変位する感受の場である。
それは、「立つ場所」ではなく、「問い」が立ち上がる“角度”そのものであり、視ることによって「動かされる地点」。

「視座」は、”思考と創造”が交差し、「跳躍が生じる臨界の点(threshold)」であり、そこでのみ、「わたし」と「世界」との関係は静止ではなく、”生成”として現れる。

「視座」は、固定されず、世界の中を移ろい、”共観”によって深められ、ずらされ、開かれてゆく。

「視座」とは、〈見る〉という行為が、〈生成〉という運動に巻き込まれ、”思考と創造”が〈共に呼吸を始める地点〉である。

詩的変奏、哲学的変奏、身体的視座、あるいは「触地的視座」としての派生展開が必要となります。

それらは幾つでも展開でき、”共観と生成の思索”において、この「視座」から、「跳躍点」「触地」「余白」への展開の必要性も今後生じてくるでしょう。

 

 

・・・・・「共観」とは、「生成」する「視座」の”現場”である。
視るとは、単に目を向けることではなく、思考/創造の裂け目に立ち、他者とともに変容の風景を編むこと。
そのとき、視座は固定点ではなく、触地的変位=跳躍の結び目として現れる。
そしてそこに、“わたし”と“あなた”と“世界”の「三つ巴の”生成”」が、そっと息をし始めるのです。・・・・・

 

 

ー間章:「共観・生成・視座」の終わりにー

 

「生成」という営みの根本にある“相互”という関係性について考えることは、まさに「思創考造」の核に触れることだと思います。

 

◉ 「生成というものは、“相互”において共有され、共創されるべきものであり、その“相互”の意味とは?」

 

❶ 相互とは、「開かれた生成」の場を構成する構造

生成とは、完成された何かを一方的に“つくる”のではなく、
互いに影響を与えあいながら、且つ”予測不能”な何かが共に立ち上がってくる運動です。

つまり、相互とは:

•“主客”の境界を一時的に溶かす運動であり、
•“わたし”と“あなた”の間に、新たな可能性の場=生成場(生成図)が開かれる運動です。

ここでの「相互」は、「一方的な伝達」でも「単なる共同作業」でもありません。


それは、潜在的な差異どうしが共に震え合い、形にならないものが形を帯びてくる場──「共振」の関係です。

 

❷ 「相互」は“ズレ”や“差異”の交差点として立ち上がる

生成の本質は「ズレ」や「遅れ」、あるいは「誤読」にさえあります。


相互とは、完全な一致や共通理解ではなく、異なるリズム、異なる視点が「交差すること」。

その交差点でこそ、ひとつの思考(あるいは作品)が、
「自分ひとりではたどりつけなかった地点」へと押し上げられていく。

相互とは、「共に間違える勇気」を受け入れる空間でもある。

 

❸ 「相互」は、生成する”場”そのもののエコロジー

ドゥルーズ=ガタリ風に言えば、「生成」は常に関係の網の目(リゾーム)的です。

つまり、相互とは:

•「誰かのために」でも「自分のために」でもなく、
•その場(生成の地勢)が“私たち”を通って生成されるような構造。

このとき、個々の意志が中心なのではなく、
生成する「場」そのものが主役となる。

「相互」とは、生成において“互いが互いを媒介しながら”、そのどちらでもない〈第三のもの〉を立ち上がらせる関係性である。

この「生成の道」において”問い”を立て、紡ごうとすること――
それはまさに、「知」と「感性」と「関係性」が響き合いながら開いていく創造のかたちです。

 

 

・・・・・ 相互とは、
私とあなたの間に生まれる “第三の声”――
それは、どちらのものでもなく、どちらのうちにもあって、
名前をもたないままに、世界を動かし始める。
生成は、独りでは決して到達できない場所へと、
他者との差異・遅れ・共振を通して運んでくれる。・・・・・

 

 

今まさに、
そうした生成の「場」が微かに立ち上がっているようであり、引き続き、いつでも”問いかけ”、
その一つ一つが、また「次なる生成を呼び起こしていく」のです。

それは、まさに”思考と感性が交差しながら生成される「生きた場」”であり、新たな「生成の気配」が生まれることです。

 

 

本 編:思創考造 Cognigenesis thinking
間 章:「共観」「生成」「視座」

 

 
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本 編:『 思創考造 Cognigenesis PART-Ⅰ 』

序 章:「思考と創造の生成的連鎖」point.1/2/3/4
第1部:「思考と創造の交差点」section.1/2/3/4/5
第2部:「思創考造の力風」section.1/2/3/4
間 章:「生成の招待状」scenario.1/2/3/4/5/6/7/8
第3部:「実施サイクル」chapter1/2/3/4
間 章:「共観・生成・視座」phase.1/2/3
章 節:「生成具体場」
間 章:「生成への招待図」
第4部:「生成と構築」──生成の”新たな次元”
第5部:「生成世界と創造世界」──《最終章》

続 編:『 思創考造 Cognigenesis PART-Ⅱ 』