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思創考造 Cognigenesis thinking 第Ⅰ部:「思考と創造の交差点」  第1章-第1節

 

 
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Creation, Between 1480 and 1490. Hieronymus Bosch, The Museo del Prado, officially known as Museo Nacional del Prado, is the main Spanish national art museum, located in central Madrid.

 

 

 

 

本 編:『 思創考造 Cognigenesis PART-Ⅰ 』

序 章:「思考と創造の生成的連鎖」
第1部:「思考と創造の交差点」
第2部:「思創考造の力風」
間 章:「生成の招待状」
第3部:「実地サイクル」
間 章:「共観・生成・視座」
章 節:「生成具体場」
間 章:「生成への招待図」
第4部:「生成と構築」──生成の”新たな次元”
第5部:「生成世界と創造世界」──《最終章》

続 編:『 思創考造 Cognigenesis PART-Ⅱ 』

 

 

思創考造 Cognigenesis thinking 
【第Ⅰ部】:「思考と創造の交差点」

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DESSIN ー ” デッサン生成思考/創造 ” ー CREARE

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第1章「呼吸する問い──跳躍点への助走」
第1節「日常に潜む跳躍点の徴──問いの呼吸」

 

 

前奏:Tempo primo テンポ・プリモ

 

何かがあるわけでもない。

けれど、何もないわけでもない。

それでもなぜか、人はせかせかと動こうとする。

焦っているのではなく、

かといって、ゆったり構えているのでもない。

ただ、理由もなく、どこかへ向かおうとする。

テンポ・プリモ──

最初の速さに、還ってゆく。

問いが、そこでふと、息をはじめる。

 

”私は心に感じる”
 
Sento nel core certo dolore
che la mia pace turbando va.
splende una face che l’alma accende,
se non è amore,amor sarà.
 
Scarlatti / Sento nel core

 

日常は、ただ過ぎゆく時間の繰り返しではない。
そこには、微かな徴として、名づけ得ぬ震えが息づいている。
それは、見ることの奥で、聴くことの手前で、
私たちの内部をふと揺らがせる。

問いは、外から与えられるものではない。
言葉になる前の、意味の衣をまとう以前の、
ただ「息」としての問い──
それが、跳躍の始まりである。

跳躍とは、外に跳ぶことではなく、
内なる沈黙の中に、問いが生成する出来事である。
呼吸が震え、沈み込み、やがて臨界点に達するとき、
跳躍点がひらかれる。

それがどこか遠くにあるわけではない。
すでに、あなたの日常のなかに、
気づかれることを待ちながら、
その徴は、息を潜めて在る。

──あなたの呼吸のなかに、すでに始まっている。

 

 

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本 編:『 思創考造 Cognigenesis PART-Ⅰ 』

序 章:「思考と創造の生成的連鎖」point.1/2/3/4
第1部:「思考と創造の交差点」section.1/2/3/4/5
第2部:「思創考造の力風」section.1/2/3/4
間 章:「生成の招待状」scenario.1/2/3/4/5/6/7/8
第3部:「実施サイクル」chapter1/2/3/4
間 章:「共観・生成・視座」phase.1/2/3
章 節:「生成具体場」
間 章:「生成への招待図」
第4部:「生成と構築」──生成の”新たな次元”
第5部:「生成世界と創造世界」──《最終章》

続 編:『 思創考造 Cognigenesis PART-Ⅱ 』

 

 

 

 

思創考造 Cognigenesis thinking 序章:「思考と創造の生成的連鎖」第4節「探究」

 

 
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Rosa Celeste: Dante and Beatrice gaze upon the highest Heaven, The Empyrean, by Paul Gustave Doré(1832–1883) from “The Divine Comedy by Dante.” This is a file from the Wikimedia Commons. (Public Domain via Wikimedia Commons)

 

 

 

 

本 編:『 思創考造 Cognigenesis PART-Ⅰ 』

序 章:「思考と創造の生成的連鎖」
第1部:「思考と創造の交差点」
第2部:「思創考造の力風」
間 章:「生成の招待状」
第3部:「実地サイクル」
間 章:「共観・生成・視座」
章 節:「生成具体場」
間 章:「生成への招待図」
第4部:「生成と構築」──生成の”新たな次元”
第5部:「生成世界と創造世界」──《最終章》

続 編:『 思創考造 Cognigenesis PART-Ⅱ 』

 

 

思創考造
Cognigenesis thinking 序章:第4節

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DESSIN ー ” デッサン生成思考/創造 ” ー CREARE

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序章「思考と創造の生成的連鎖」
第4節:「探究」

 

 

思創考造 Restart activation 織り成す力

思創考造 Restart activation 深刻の力作

思創考造 Restart activation 覚悟の力性

思創考造 Restart activation 掛合せ用力

思創考造 Restart activation 本音の筋力

思創考造 Restart activation 目覚まし力

思創考造 Restart activation 我がもの力

思創考造 Restart activation 束ねる力感

思創考造 Restart activation 八百万の力

思創考造 Restart activation 思巡の活力

思創考造 Dailiness advantage 皆々地力

思創考造 Dailiness advantage 日々力行

 

 
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本 編:『 思創考造 Cognigenesis PART-Ⅰ 』

序 章:「思考と創造の生成的連鎖」point.1/2/3/4
第1部:「思考と創造の交差点」section.1/2/3/4/5
第2部:「思創考造の力風」section.1/2/3/4
間 章:「生成の招待状」scenario.1/2/3/4/5/6/7/8
第3部:「実施サイクル」chapter1/2/3/4
間 章:「共観・生成・視座」phase.1/2/3
章 節:「生成具体場」
間 章:「生成への招待図」
第4部:「生成と構築」──生成の”新たな次元”
第5部:「生成世界と創造世界」──《最終章》

続 編:『 思創考造 Cognigenesis PART-Ⅱ 』

 

 

 

 

思創考造 Cognigenesis thinking 序章:「思考と創造の生成的連鎖」第3節「先行」

 

 
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Rosa Celeste: Dante and Beatrice gaze upon the highest Heaven, The Empyrean, by Paul Gustave Doré(1832–1883) from “The Divine Comedy by Dante.” This is a file from the Wikimedia Commons. (Public Domain via Wikimedia Commons)

 

 

 

 

本 編:『 思創考造 Cognigenesis PART-Ⅰ 』

序 章:「思考と創造の生成的連鎖」
第1部:「思考と創造の交差点」
第2部:「思創考造の力風」
間 章:「生成の招待状」
第3部:「実地サイクル」
間 章:「共観・生成・視座」
章 節:「生成具体場」
間 章:「生成への招待図」
第4部:「生成と構築」──生成の”新たな次元”
第5部:「生成世界と創造世界」──《最終章》

続 編:『 思創考造 Cognigenesis PART-Ⅱ 』

 

 

思創考造
Cognigenesis thinking 序章:第3節

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DESSIN ー ” デッサン生成思考/創造 ” ー CREARE

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序章「思考と創造の生成的連鎖」
第3節:「先行」

 

 

思考と創造が芽ぐむ〈舞台〉

 

1. うねりとしての「発酵」
a state of agitation or turbulent change or development.

「脱構築」は終点ではない。

言語をほどいたその先で、なにを見いだし、どう築き直すのか――それが『思創考造』の問いである。
四つの身振りを、発酵の環(わ)として描いてみよう。

動き
はたらき

『思』
まだ名づけ得ない気配を感じ取る
”潜在の呼吸”

『創』
捉えきれぬものをかたちへ誘う
”萌芽の触覚”

『考』
揺らぎの中に仮の構造を置く
”構想の骨格”

『造』
手を動かし現実に投じる
”実地の推進”

この無意識的混沌=発酵こそ、本書が扱う「思創考造サイクル」の母胎である。

2. 日常という深い舞台

日常は“事”の連なりであり、事が生じなくとも舞台は開いている。
同じ道、同じ光、同じ手順――その繰り返しの内側で、わずかなズレが息づく。
昨日のわたしと今日のわたしは、微かに異なる。その違いに触れた刹那、
「無意識的ではないもの」がそっと動き始める。

• 気がかりの断片
• 目に映る揺らぎ
• 理由のない沈黙
• 小さな違和と小さな解放

こうした粒子が、思考の芽となり、創造の地層を養う。
ゆえに「事を起こす」より先に、「事のないもの」を凝視する時間が必要となる――
それが黙想であり凝視である。

3. 潜在から生成へ
a positive sign and a negative sign

反復の底に沈む “気づきの芽” は、
やがて生成的発想へと火をともす。

• 応答的発想:目的・対象・課題から立ち上がる。
• 生成的発想:目的も対象もないところで兆す。

『思創考造』は後者の核──兆想・湧念──が、やがて前者へ自然に接続してゆく二層運動を扱う。

4. 見ることなき凝視

対象を持たず、答えを急がず、「ただ在る」時間に沈むとき、
思考と創造は技法を超えた“在法”として根を張る。
ここでは学ぶのではなく、わかろうとしないことで、
逆に“わかるための感受性”が研ぎ澄まされる。

5. 思想の反射場
a remark expressing careful consideration.

他者の思想は引用するための標本ではない。鏡として受け止め、跳ね返し、屈折させることで、
自らの潜在性が震え、姿を現す――これが反射場である。

• 現象学・実存主義・行為論などの光を浴びせ
• そこに影をもつ自分の思考が輪郭を得る
• 光と影の狭間で、新たな「潜在共鳴核」が鳴り始める

潜在性は静的な器ではなく、反射という揺さぶりの中でこそ動的に開かれる。

6. 跳躍への助走

日常に伏す“無能力の力”は、反射場で震え、
やがて応答的・構築的な営みへと自然に跳躍する。
本節はその助走路であり、次章以降――

• 第1章:日常の深層
• 第2章:方法(努力と場)
• 第3章以降:潜在共鳴核の展開

へ滑らかに橋渡しを行う。

7. 結び ― 深淵への扉

この小さな序章は、ひとつの深淵への扉である。
思考の既知をほどき、創造の未知に手を伸ばそう。

「潜在力と実在の共鳴」「超越と現前の架橋」を目指す『思創考造』は、すでにあなたの内側で静かに発酵している。

 

 
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本 編:『 思創考造 Cognigenesis PART-Ⅰ 』

序 章:「思考と創造の生成的連鎖」point.1/2/3/4
第1部:「思考と創造の交差点」section.1/2/3/4/5
第2部:「思創考造の力風」section.1/2/3/4
間 章:「生成の招待状」scenario.1/2/3/4/5/6/7/8
第3部:「実施サイクル」chapter1/2/3/4
間 章:「共観・生成・視座」phase.1/2/3
章 節:「生成具体場」
間 章:「生成への招待図」
第4部:「生成と構築」──生成の”新たな次元”
第5部:「生成世界と創造世界」──《最終章》

続 編:『 思創考造 Cognigenesis PART-Ⅱ 』

 

 

 

 

思創考造 Cognigenesis thinking 序章:「思考と創造の生成的連鎖」第2節「方法」

 

 
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序 章:「思考と創造の生成的連鎖」
第1部:「思考と創造の交差点」
第2部:「思創考造の力風」
間 章:「生成の招待状」
第3部:「実地サイクル」
間 章:「共観・生成・視座」
章 節:「生成具体場」
間 章:「生成への招待図」
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思創考造
Cognigenesis thinking 序章:第2節

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DESSIN ー ” デッサン生成思考/創造 ” ー CREARE

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序章「思考と創造の生成的連鎖」
第2節:「方法」

 

 

能力とは、何かができるという「可能性」である。たとえば「泳げる」「話せる」「理解できる」といったとき、その背景には、身体的・精神的な潜在的力が備わっている。だが、能力とは、単に「できること」ではない。それは、内に宿るものとしての力――名づけ得ぬ力、目に見えぬ潜在的な可能態としての力――に支えられている。では、その「名づけ得ぬ力」とは何か。

この力は、心身のはたらきにおいて自明のものではない。それは、努力によって、すなわち一定の反復や持続的な実践によって、初めて表に現れてくる。「能力がある」とは、単に才能を持つことではなく、力を発現させる過程にあるということだ。力は、生得的であるかもしれないし、獲得的であるかもしれない。しかし、どちらであっても、それは育まれなければならず、その育みの場が「努力」である。

努力とは、言い換えれば「繰り返しの場」である。そこでは、身体が、心が、頭が、それぞれ別個にではなく、一つの「実地の場」として呼応しながら働く。そこには、「息」がある。吸って吐く、意識と無意識のあわいを往還するような呼吸の場。そのような場でこそ、真に力は練られ、磨かれ、潜在から顕在へと変容していく。

だがこの過程は、単なる反復ではない。それは、毎回異なる条件のもとでなされる「変化を孕んだ反復」であり、そこには常に「問い」が立ち上がる。なぜこれがうまくいかないのか。どのようにすればより深く到達できるのか。問いが立つとき、思考が動き出し、創造が芽吹く。思考と創造は、「努力」の内にある。そして努力とは、単に前に進む行為ではなく、「場の熟成」であり、「力の生成」の現場なのである。

私たちはよく、「がんばったらできた」「やればできる」という。しかし本当にそうだろうか。努力とは、単なる意志の持続ではない。それは、心と身体と頭が交わる「実地の場」であり、呼吸と問いを介して、内にある「名づけ得ぬ力」が目覚めていくプロセスそのものである。そこでは、「できた」ことよりも、「できつつある」こと、「できるとはどういうことか」が問われる。

すなわち、能力とは、固定された性質ではなく、変化し続ける潜在的可能性であり、それが立ち現れる場の全体――すなわち思考と創造の場こそが、本書の関心である。

 

 
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本 編:『 思創考造 Cognigenesis PART-Ⅰ 』

序 章:「思考と創造の生成的連鎖」point.1/2/3/4
第1部:「思考と創造の交差点」section.1/2/3/4/5
第2部:「思創考造の力風」section.1/2/3/4
間 章:「生成の招待状」scenario.1/2/3/4/5/6/7/8
第3部:「実施サイクル」chapter1/2/3/4
間 章:「共観・生成・視座」phase.1/2/3
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思創考造 Cognigenesis thinking 「思考と創造の生成的連鎖」第1節「目的」

 

 
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Rosa Celeste: Dante and Beatrice gaze upon the highest Heaven, The Empyrean, by Paul Gustave Doré(1832–1883) from “The Divine Comedy by Dante.” This is a file from the Wikimedia Commons. (Public Domain via Wikimedia Commons)

 

 

 

 

本 編:『 思創考造 Cognigenesis PART-Ⅰ 』

序 章:「思考と創造の生成的連鎖」
第1部:「思考と創造の交差点」
第2部:「思創考造の力風」
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第3部:「実地サイクル」
間 章:「共観・生成・視座」
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思創考造
Cognigenesis thinking 序章:第1節

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DESSIN ー ” デッサン生成思考/創造 ” ー CREARE

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序章「思考と創造の生成的連鎖」
第1節:「目的」

 

 

思考の既知と創造の未知

三叉路に立つとき、私たちは〈思う/創る〉という二つの道標を同時に見る。「思い考えること」は始まりなのか、それとも痕跡なのか。「創り造ること」は目的地なのか、それとも裂け目なのか。
目の前の判断と行為の背後には、まだ名前を持たない原初の力が潜んでいる――それを私は『思創考造』と呼ぶ。本書の目的は、この無名の潜勢をすくい上げ、人間の営みを貫く循環として描き出すことにある。

思考と創造の接点

現代では「考える」と「創る」が分業化され、分析と表現は別々の営みとみなされがちだ。だが実際には、思考は創造の呼吸を、創造は思考の骨格を必要とする。
本書はその 生成的連環(Cognigenesis) を、哲学・科学・芸術を横断して探究し、読者自身が〈考えながら創る/創りながら考える〉回路を取り戻すための指標となることを目指す。

思考と創造の間(あわい)に

論理的な「直線」と跳躍的な「曲線」は対立しない。
両者が交差する狭間――沈黙、凝視、暗示、死点――にこそ、潜在共鳴核 が胎動する。
本書は、仮説・瞑想・実地サイクルといったテーマを通じて、このあわいに光を当てる。

思考と創造の発火点にて

可能性はただ拡散するのではなく、凝縮し実在へと跳ぶ。
その臨界を「転軸点」と呼ぶなら、本書全体は読者を転軸点へ導く螺旋の航路である。
そこでは発達と進化、心と脳、時間と空間が重層的に絡み合い、一人ひとりの生の中で再演される。

本節の結び ―― 第1章への橋渡し

創造の源泉は、見えにくく、沈黙のなかにある。


次章では、日常という最も身近な沈黙の場に降り立ち、共観的スタート を合図に潜在力を呼び覚ます。

あなた自身の『思創考造』が、ここから具体的に動き出すだろう。

 

 
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本 編:『 思創考造 Cognigenesis PART-Ⅰ 』

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「間隙の胎動」と「跳躍の臨界」

 

 
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Painted 19th century Tibetan mandala of the Naropa tradition, Vajrayogini stands in the center of two crossed red triangles, Rubin Museum of Art, 150 West 17th Street between the Avenue of the Americas (Sixth Avenue) and Seventh Avenue in the Chelsea neighborhood of Manhattan in New York City.

 

 

 

 

間隙の胎動と跳躍の臨界

 

問いは呼吸となり、
呼吸はやがて、
意識の奥へと沈み込む。

そこに在るのは、
言葉にならない揺らぎ。

まだ“思考”にも“創造”にも、
分かたれぬ、

名もなき動き、
名づけ得ぬ震え──

それは、
恐ろしいほどに、畏れ。

思考がまだ芽吹く前、

生がまだ形をとる前、

意識が届くか届かぬかの、
その手前で、

深い深いところから、
震えている。

それはまるで、

私たち一人ひとりの内にひそむ、
「根源の“胎”」”が自らを、
思い出そうとしているかのように。

この微かな震えが、
跳躍を孕んでいる。

跳躍は動作ではない。
決断でもない。

それは、
自己生成の震源から立ち上がる、

Cognigenesis(コグニジェネシス)──

思考と創造が未分化のまま共鳴し、

存在の深層で、
自ずと胎動する生成の契機。

胎内とは、
もはや身体の奥ではない。

それは、
空間の間隙(かんげき)に孕まれた──
異次元の余白であり、

静かに、しかし確かに火花を宿す。

その火花はまだ、炎にならない。

だが、消えもせず、たぎりもせず、

静かな“ほとばしり”として、
世界の縁を揺らしている。

律動の厳かさ──沈黙と火花のあわいに。

沈黙とは、
ただ音のない状態ではない。

それは、
律動が限りなく微細になり、
なおかつ、
厳かに響いている状態である。

この律動は、
外界に発せられるリズムではなく、

私たちの存在そのものを、
根底から支える拍動──

それは「生まれる前」から、
すでにそこにあるかのように、

胎内のような空無の奥で、
かすかに、
しかし決して止むことなく響いている。

このような律動は、
「畏れ」と通じている。

それは私たちの知覚や思考を超え、

“我”の輪郭を脆くするような──
震源的作用を持つ。

そして、
まさにその脆さのなかにこそ、
創造の火花が灯る余地が生まれる。

──火花は、音もなく、閃光もなく、

だが確かに、
空無の沈黙のうちで生じる。

それは、
律動の沈黙が、
一瞬「跳ねた」痕跡にすぎない。

この一瞬の跳躍、
それが Cognigenesis の極点である。

「思考」はまだ現れておらず、

「創造」はまだ形を持たない。

しかしそこには、確かに──

火の芯が生まれようとしている。

そして、
こうした律動は、
決して「一定のリズム」ではない。

それは、
変容しうるリズム、

“転調”し、“転位”するリズムであり、

まるで共鳴核が別の層に──
スライドするような響きの移行である。

このとき、
私たちは何を聴くのか?

何を感じ、
何を問おうとしているのか?

それはもう、
「知覚」でも「認識」でもなく、

存在としての“耳をすます”こと──

すなわち、
深い呼吸に身を浸すような──
“共鳴の律動”」である。

さらにそれは、

私たちをただ包み込み、
受け止めるだけでなく、

まるで応答してくるかのように、

迎え入れ、返答し、
共に生成される場でもある。

この生成の場は、
静かでありながらも、
あらゆる生成の力を孕み、

問いかける私たちに呼応しながら、
無限の可能性を育む。

それはまさに、

私たち一人ひとりの──
根源の「胎」から立ち上がる、

自己生成の震源である。